現実(リアル)-大切な思い出-
俺は、幸姉達が正しかったとは思えない。


何を理由にしても、自分の息子を‥火月を手放すべきではなかったと、そう思わずにはいられない。



だけど、ごめん火月。

俺には、幸姉達を責めることができないんだ。


“償い”で、火月を引き取ったこの俺には、責める権利などないのだから…。
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