クールな彼はセクシーボイス~彼はなんと人気アニメ声優だった~
だから、一生懸命に頑張りたいと言う渋谷くんにあたしは、少しでも協力したい。



あたしは、そのゲームできないけど、良いんだ。
プレステ2でも、発売後に移植されるらしいし。



あたしがするゲームは、一応乙女ゲームも範囲内だった。渋谷くんが出てるゲームは、まだした事がなかったけど。



「すごいね」



渋谷くんの台本を覗き見しながら言う。


「別に、先輩の方が多いし」



淡々と言って渋谷くんは、台本に何かを書き込んでいる。



「書き込んでるの?」


「ああ、自分なりに解釈してやらないとダメだし」



渋谷くんは、机の上に腰掛け、足を組むと色の付いたペンで書き込んでいる。



横顔が、すごく真剣だ。あたしは、渋谷くんの買った雑誌をペラペラとめくる。


そこには、声優さんの顔写真とそのキャラ達が載っている。


あ、このゲーム人気だったはず。



声優さんのコメントも色々書いてある。色々難しい事も書いてある。



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