Mr.Unknown
神野 百合葉
隣の家に住んでる奴、黒髪ボブヘヤーが特徴的で肌も白い、いつも隣に居て、長い付き合いだけどぼけーとしてて何考えてるのか今だにイマイチ掴めない。
まだ俺が小さい頃、日本じゃなくてまだロンドンの片田舎で暮らしてた時、一人公園で遊んでた時にたまたま女の子が倒れてたんだ、それがユリ、神野百合葉だった。
びっくりした当時の俺は駆け寄り何回か呼び掛けたり体を揺すったりし起き上がって泥だらけの顔でこっちを見つめて来たと同時に泣き出した時はどうしようかと思った、その後は迎えに来た両親の代理の人に連れられて別れた。
それから数ヶ月後日本に両親の都合で引越す事になり泣きながら残ると駄々を捏ねたのを今だに覚えて居る、お袋に無理矢理バッグに詰められギャーギャー喚きながら飛行機に乗り、新居に着いた頃は長い空の旅に泣き疲れたせいか爆睡し起きたら何時もの見慣れた天井じゃない事に困惑して又泣いた。