君をどこまでも
「よろしくな!!」

「…」


あたしは
無視をした


こ―ゆう男子は好きじゃない



昼休み

「ねえねえ、君名前は?」


「なんで言わなきゃなんないの」

「クラスめいとじゃん!! 名前!! 教えろって!!」


「愛美… 斎藤愛美!!」


と言って、

あたしは走り去った


はあはあはあ―…


怖かった…
息なり怒鳴りだすから。



「愛美ちゃーん」


後から先輩の声がした


「先……輩」


学校1のいじめ野郎
木元鈴


「どした…何恐がってんだよ!!」


ガシッ

息なり髪を捕まれ
引っ張られてしまった


ドンッ

いたッ…


体に刺激が走った

「てめぇ、調子のってんじゃねえよ!! 人の男とって??
ヘラヘラしてんじゃねえよ??
このブスッ!!」

ドンッ

お腹を蹴られ
制服が乱れてしまった…


こんなんじゃ
教室戻れない…


勇気を出して立ち上がった時
だった…



「愛美!!」


駿…介??



「なんで… ここに居んだよ!! 早く教室戻んなよ!!
あたしは帰るから…」


「大丈夫…… なんか急に
教室から居なくなったから
心配した…から追い掛けてきちゃった…」


「彼氏でもないのに
なんでそんな事言うの…!!
早く帰って…」


こう言っても
駿介はこの場を去ろうとはしない


「早く帰れって言ってんだろ!!」








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