繋いだ糸のその色を
真面目な二宮は、すぐ授業に戻った。
不真面目な静は、ゆっくり屋上に戻った。
「こっからずっと見てたけど・・・
―――やばい雰囲気だったの?」
来るなりニヤニヤしてる真二が聞いてきた。
静はその横に、寝転がる。
「あーやばかった
二宮さん、襲われそうになってたもん
まじ危機一髪」
へぇー、と半ば信じてない真二の相打ちが聞こえる。
静は征服のポケットに手を入れた。
そこに覚えのない感覚がする。
何かある。
とって見ると、グチャグチャになったあの雨の日の壁の写真だった。
「・・・・あー・・・」
静は再びポケットに突っ込んだ。
不真面目な静は、ゆっくり屋上に戻った。
「こっからずっと見てたけど・・・
―――やばい雰囲気だったの?」
来るなりニヤニヤしてる真二が聞いてきた。
静はその横に、寝転がる。
「あーやばかった
二宮さん、襲われそうになってたもん
まじ危機一髪」
へぇー、と半ば信じてない真二の相打ちが聞こえる。
静は征服のポケットに手を入れた。
そこに覚えのない感覚がする。
何かある。
とって見ると、グチャグチャになったあの雨の日の壁の写真だった。
「・・・・あー・・・」
静は再びポケットに突っ込んだ。