繋いだ糸のその色を
結局、静と真二は二宮に付き合って日が明けるまで公園に居た。朝帰りは毎度の事ですし。

やがて二宮は「家に帰る」と言い出した。
なんなら自分の家に来い、と静が誘うが二宮は「大丈夫」と笑って帰っていった。

結局、励ましの言葉も言えないまま






どんなに悲しい事があっても
二宮や
全ての人にも、変わらず明日はやってくるのに



どうして昨日に戻れないんだろう


昨日に戻ってどうするというんだ
それでもそんな事が頭に浮かんだ。
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