繋いだ糸のその色を
逃げろ
体育委員の集合場所が、二宮の話によると体育館らしい。二宮と静は体育館へ向かう。
「あれ・・・・―――変だな」
体育館に入り、二宮は可愛い仕草で首を傾げて見回す。
誰もいなかった。もう、委員会の誰かが居たっておかしくないのに。
「二宮さん 場所間違えたんじゃないの・・・?」
「ちっ違うよ!確かに、言ってたもん!如月さんが・・・!!」
ちょっと待て・・・・――如月さんだって?
この時、気付けば良かったんだろう。
体育館に、二つの陰が入る。
如月真帆と
如月椿の双子――
バタン、とその後ろで扉が堅く閉じた。
「あれ・・・・―――変だな」
体育館に入り、二宮は可愛い仕草で首を傾げて見回す。
誰もいなかった。もう、委員会の誰かが居たっておかしくないのに。
「二宮さん 場所間違えたんじゃないの・・・?」
「ちっ違うよ!確かに、言ってたもん!如月さんが・・・!!」
ちょっと待て・・・・――如月さんだって?
この時、気付けば良かったんだろう。
体育館に、二つの陰が入る。
如月真帆と
如月椿の双子――
バタン、とその後ろで扉が堅く閉じた。