繋いだ糸のその色を
裏口を開け、明るい外へ飛び出す――
バシン――ッと電気が走ったような物凄い力で、静と二宮は跳ね返された。
跳ね返された――――何に?
思いっきり地面に打ち付けられ、すぐさま顔をあげる。
ありえない。でもありえていた。
裏口の向こうに広がる景色は、見慣れた木々の景色ではなく、
グッチャグチャに色んな世界が絡まり混ざった―――そう 異次元が広がっていた。
ゆっくり手をのばす。
手は、パシンと見えない幕に跳ね返された。
「この空間から出るのは無理よ
私達が、外と糸を切っているから」
後ろで真帆の声が聞こえる。
嘘だろ・・・・―――?
待て、落ち着け。
俺は誰?いやそれは解ってる。
眼の前に広がっているモノは何?
いつから、こんなファンタジーな物語になったわけ?
「――――!?」
ボオォ――と地面が光った。
眩しくて眼を開けられない。
「『夢』を取らせてもらうよ」
聞こえたのは、椿の低い声。
そして大きな轟だった。
バシン――ッと電気が走ったような物凄い力で、静と二宮は跳ね返された。
跳ね返された――――何に?
思いっきり地面に打ち付けられ、すぐさま顔をあげる。
ありえない。でもありえていた。
裏口の向こうに広がる景色は、見慣れた木々の景色ではなく、
グッチャグチャに色んな世界が絡まり混ざった―――そう 異次元が広がっていた。
ゆっくり手をのばす。
手は、パシンと見えない幕に跳ね返された。
「この空間から出るのは無理よ
私達が、外と糸を切っているから」
後ろで真帆の声が聞こえる。
嘘だろ・・・・―――?
待て、落ち着け。
俺は誰?いやそれは解ってる。
眼の前に広がっているモノは何?
いつから、こんなファンタジーな物語になったわけ?
「――――!?」
ボオォ――と地面が光った。
眩しくて眼を開けられない。
「『夢』を取らせてもらうよ」
聞こえたのは、椿の低い声。
そして大きな轟だった。