繋いだ糸のその色を
裏口から外に出ると、椿が体育館に垂直に真っ直ぐ立ち見上げる。
何をする気だ?椿に近づこうとして、真帆に止められた。
「近づかないよ 体を角切りにされたくなければ」
その瞬間。
あの時、運動場から見えたような光があたりを包んだ。
思わず眼を瞑って、しばらくし開く。
すると眼に前で、得意げに体育館を指差す椿が居た。
その視線は真二のまま。
あ?俺にみれって言ってんの?
真二は裏口から体育館を覗く。真二はそのまま釘付けになった。
あのヒビが元に戻ってる―――――!?
まるで何もなかったかのように、ピッカピカに光る床。真二を嘲笑ってるかのようにさえ思えるほど。
「さっき、外と時空を切り離してたから
その間に起きた異常なら 何でも消せるのよ
―――信じられないだろうけど、これは現実」
真帆が静かに言う。
「驚いてる暇もないの
二宮弥生と羽時静が隠れるなら――どこに隠れると思う?」
真二は驚きで騒動する頭の奥を、必死に駆け巡り一つの場所に思いあたる。
「・・・・・着いて来い 案内する
だからいち早くこの意味の解らん、ファンタジックな現象を説明しろ!!」
何も解らないけど
一つ解った
今起きてる―――起きようとしてる事が
ただ事じゃないって事
それは確かだ。
何をする気だ?椿に近づこうとして、真帆に止められた。
「近づかないよ 体を角切りにされたくなければ」
その瞬間。
あの時、運動場から見えたような光があたりを包んだ。
思わず眼を瞑って、しばらくし開く。
すると眼に前で、得意げに体育館を指差す椿が居た。
その視線は真二のまま。
あ?俺にみれって言ってんの?
真二は裏口から体育館を覗く。真二はそのまま釘付けになった。
あのヒビが元に戻ってる―――――!?
まるで何もなかったかのように、ピッカピカに光る床。真二を嘲笑ってるかのようにさえ思えるほど。
「さっき、外と時空を切り離してたから
その間に起きた異常なら 何でも消せるのよ
―――信じられないだろうけど、これは現実」
真帆が静かに言う。
「驚いてる暇もないの
二宮弥生と羽時静が隠れるなら――どこに隠れると思う?」
真二は驚きで騒動する頭の奥を、必死に駆け巡り一つの場所に思いあたる。
「・・・・・着いて来い 案内する
だからいち早くこの意味の解らん、ファンタジックな現象を説明しろ!!」
何も解らないけど
一つ解った
今起きてる―――起きようとしてる事が
ただ事じゃないって事
それは確かだ。