繋いだ糸のその色を
ちょっと躊躇して、それでもドアにかけた手をゆっくり退く。

できた小さな隙間から
二宮と真帆が見えた。

「にのみ・・・・――――」
名を呼ぼうとして、口をつぐむ。

えーと、うん。頑張れ俺。

たぶん今凄い顔、赤いかもしんない。
静は思いつつ今度は声を少し大きくするよう心がける。

「やよ・・・・」
二宮がちょっと気付いた。

「――――弥生」



呼ばれた彼女は

少しびっくりして
そして笑顔を見せた

ほら やっぱり
僕らはこの世界で生きるべき


貴方が笑ってくれるから。





【繋いだ糸のその色を】



―――
終わりです。
変な方向へ行ってしまった(´`;)
ここまで読んでくれた方
本当有難うございます!

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