: CooKie :
「なんでだよ」

「えっ」

「なんで、嘘ついた」

嘘って・・・

それは、祐が私を見ないから、


ただ、クッキーだけでも食べてほしかった。


純粋に好きなつもりだった――

「・・・凛しか見てないから」

「あ?」

「凛の事しか見てないからぁっ」

私は思わず叫んで、
祐を押した。

ドンッ
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