: CooKie :
「私の言葉、本気だよ~~」

「嘘つけ馬鹿やろう」

嘘じゃないよお

本気として受け取って――

「凛どこ?」

私は凛を探した。

「ハ~イ凛はココだよう」

かわいらしい容姿をした少女が現れた。

それが凛。

「これ、また”自分が焼いた”って言って祐に渡して」

「いいよ~」

「また秘密でお願い」

そう、ずるいかもしれないけど、

私のクッキーを食べて。

食べてね――


「祐くんコレ」

「あっサンキュー食べるわ」

うれしそうな顔。

本当に、自分悪い女だなあぁ
< 4 / 27 >

この作品をシェア

pagetop