ひゃくぱーせんと
Lesson1

ダンススクール

100%。


結構頑張ってきた。


だけど…


一位になれなかった…。


ダンスは得意だった。


だけど実際、私が通ってるダンススクールでは3位だった。


「春菜…落ち込むなって!」

「だってぇ…最後のチャンスがぁ…」

「春菜は女優になりたいんだから…ダンスが一位になれなくても大丈夫だって!」

「千里は毎年一位とってるからそう言えるんだよ!!」

そう、千春は1番仲がいいけど1番のライバル。

「じゃあ努力の量が足りないんじゃないの?勘違いしないでよ。私の夢はダンサーなの。」

「………。」

「ま、とにかく今日は歌うぞ!!」

……千春。私さっきひどいこと言ったのかも…。ごめん…。こうやって空気を変えるのが得意な千春大好きだ!!

「…うんっ!!」

「あとさ、春菜は演技コースも取ってるけど私はダンスコースだけだから、勝とうと思うなよっ☆」

「あほっ!悔しい〜〜!」

「んじゃ地元のいつめん誘うぞっ!!」

「おぅっ!!」

「男子誘う?」

「男子たって良太と秀平しかこないでしょ〜?」

「まっそうなるかな!」

「千春は秀平に会いたいから誘うんだろ〜」

「えへへ〜」

「仕方ない。付き合う!」

「ありがと☆」

千春は地元の同じ中学校だった男子に片思い中。
私は……

「なんで春菜は好きな人作らないの?」

作れるものなら作りたいって!!私だって…青春したいもん…。

「い〜のい〜の。私には千春がいるから!」

「うへっ…」

はぁ…私だって恋したいの〜〜〜!!
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