【読切り超短】生命の記憶





「オイ!ちょっと詰めてくれよ」

「窮屈なんだよ!!」



でっかい体育館の中に
何億人の自分が体育座りしてます
胸には番号プレート


ざわざわ

「すごい人いるねー」
「まじ生まれたいわぁ」
「お前何番?」
「俺。。。19885740番」
「縁起いい数字だね^^」
「うん^^君は?」
「俺は124番」
「三桁は無いわw
 一億人いるんだぜw」

「だよねー。。。今回はさすがに諦めたw」
「さっき11111111番って奴みたよ」
「スゲー。。。奇跡のゾロ目じゃん」
「ねー!思わず握手してもらったよ」
「いいなぁー。。。かっこいいなぁ。。。」

「でも
 すごいレアだけど、
 まず当選は無いよねw」

「ウンウンw」

一億人の自分がザワザワ


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