She and I・・・
☆6☆ ~宇宙・待っている人
ダウンロードしているファイルは後で読むことにして、
操縦室へ戻った。
ここでも大丈夫かと訊かれた。
大丈夫です、と答えてダンと交代した。
サラが、心配そうに
「本当に大丈夫なの?・・・その・・・あなたにも待っている人がいたでしょう。クリスと同じように・・・」
「僕の場合は・・・結婚していたわけでも、婚約していたわけでもないのでレポートに彼女の近況はなかったんです・・・。だから、本当はよくわかりません・・・」
「そう・・・。そういえば、私のレポートもそうだったわ。血縁者の現況報告だけだった・・・。とは言え私には"待っていてくれる人"はいないのだけれど・・・」
その時、
操縦室内に音声通信が響いた。
「・・・サレンパーカー艦長」
音声は艦長に呼びかける。
「・・・しばし、回線を私用で拝借してもよろしいでしょうか」
操縦室へ戻った。
ここでも大丈夫かと訊かれた。
大丈夫です、と答えてダンと交代した。
サラが、心配そうに
「本当に大丈夫なの?・・・その・・・あなたにも待っている人がいたでしょう。クリスと同じように・・・」
「僕の場合は・・・結婚していたわけでも、婚約していたわけでもないのでレポートに彼女の近況はなかったんです・・・。だから、本当はよくわかりません・・・」
「そう・・・。そういえば、私のレポートもそうだったわ。血縁者の現況報告だけだった・・・。とは言え私には"待っていてくれる人"はいないのだけれど・・・」
その時、
操縦室内に音声通信が響いた。
「・・・サレンパーカー艦長」
音声は艦長に呼びかける。
「・・・しばし、回線を私用で拝借してもよろしいでしょうか」