She and I・・・
いつの間にか千夏のお母さんが戻ってきていた。

お茶を運んできたわけでもなかった。

ここで交わされる会話を思って席をはずしていたのだろう。

辛くて聞いていられないのだろうと思った。

でも戻ってきた。

そして、
「千夏は幸せでしたよ」と言う。

「・・・いつも奈良さんのことを想っていました。そう、死の眠りにつくまで・・・」

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