She and I・・・
比較的こじんまりした部屋に通される。
個人の家に中にある部屋としては殺風景というか、研究室といった方がしっくりくる部屋だった。
少し大きめのモニターのついたパソコンの前に座らせられる。
「なんだかわかるかい?」
モニターに映し出された情報は、知っているものに似ていたがインターフェイスはだいぶ異なっていたので、なんとも言えなかった。
「学校にあるロボットアームのシミレーターと基本的には同じものだよ。君の得意な」
それで見知っているものに似ていたのか。
「ただし、こちらは開発中の新型だ」
「新型・・・」
「さわってみるかね?」
「いいんですか?」
その時閉めていた部屋の扉が開いた。