すべての、始まり。~貴方しかイラナイ~
跡継ぎがもう望めないかった為に、並々ならぬ教育が施す必要があった。
きっとお袋は心を鬼にして、俺に厳しく接していたと思う。
こうして俺の前で、本性を表すようになったのは多分。
東条の跡取りとして、認められてきたからだろうな…?
「でも、待ち遠しいわねぇ・・・
もうすぐ“お嫁さん”が来てくれるから楽しみなの。
もちろん、大丈夫よね…?」
「・・・さぁ?」
互いに飄々と態度を変える所は、やっぱり親子だという証拠。