さよならの十秒前
北海道の広大な大地。

沖縄のきれいな海。

みんなと同じ、学校生活。

スノードロップという、美しい花。

そして。

「…きみの明日」

修介が、小さな声でつぶやいた。

五通目、最後のメール。

『君の明日』。

< 137 / 202 >

この作品をシェア

pagetop