さよならの十秒前
図書館で待ち合わせ。

通り道に、公園がある。

修介と話した公園。

今日も小さな子たちがたくさん駆け回っていて。

セミの鳴き声は、いつの間にか残暑を感じさせる音に変わった。

横目で見ながら、私は修介を想った。

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