三日月<本編>
翌日、目が覚めたんは夕方。朝帰ってきてからずっと寝てしまった。


起きたら喉が痛かった。

《学校のクラスの飲み会の後にまたオールで飲み会行ってんや、当たり前かな…》

酒焼けで喉痛いなんてなんか歳とった気がした。

今日は土曜やけど何も予定ない。もう夕方やし家で大人しくしてた。



でも気になって、拓也に思わずメール送ってしまった。


<喉痛い(>_<)>


返事はすぐ来た。


<酒焼けやなぁ。大丈夫か?何も予定ないんやったら大人しくしときやぁ>


喉痛いっていうのは事実やったけど、メールのきっかけはなんでもよかったんやと思う。


また夜までメールは続いた。


夜、専門に入学した最初男前やなぁってちょっとだけ気になってたりょーちゃんからもメールが来た。


まだ入学して1ヶ月と少しやから、お互い何にも知らんからか、りょーちゃんとも最初は入学までの話を軽くするくらいやった。


そういえば専門学校は大学よりも高校卒業してすぐじゃない新入生も多い。

ていうより、ちあきも大学一年行って辞めて入学した。

歳を聞くやりとりは拓也ともりょーちゃんともあって、りょーちゃんは1つ年上で、拓也は1つ年下やった。


予想は正反対やったからちょっとびっくりした。

ちあきは今までずっと


「年上の人がいいわ。年下なんか絶対イヤ。」


そう言ってきた。


甘えたでわがままな性格を自覚してたからかな。


拓也が年下っていう事にほんの少しショックを受けた。




そんな自分の気持ちにハッキリは気づかず、違和感を感じてた。
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