三日月<本編>
相手は拓也。

「もしもし?」


そう言う拓也の後ろはかなり騒がしい。


「はい。どうしたん?」


「何しとった?」


後ろが騒がしいからか、拓也はいつもより大きめの声で話す。


「拓也とメール☆」


「マジか。(笑)なんもしてへんの?あ、てか後ろうるさい?」


「うん、かなり賑やかやなぁ」


「俺は一人やねんけどな。めっちゃ盛り上がってるわ。常連さんばっかりやからバイトしてた時に顔覚えられてるしカラまれて(笑)」

「楽しそうやなぁー」


「楽しいで ちあきも今度連れてきたろか?」


なんか、うれしかった。

「うん、連れてって☆」


「時間合う時で、金ある時なぁ」


「待っとくわ☆」


「ごめん、声聞こえにくいよなぁ…またメールするわ☆」


「うん、わかった☆」



そうやって少しの電話が終わって、またすぐメールが来た。
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