闇と深紅に招かれて~完結編~

「ハント?ハント?」


ハントの現れた階段の上に向かっ

て呼びかけると、


「何?お譲ちゃん」


後ろから声を掛けられて驚いて、

飛び上ってしまった。


「びっくりした」


「いつもそこにいる訳じゃない。

それに、暇を持て余すくらいな

ら、中の状態の把握をしておこ

うと思って、探検してたとこだ。

ところで、こちらは?」


ハントはハムの方を見ていた。

ああ。

でも、お仕事モードのしゃべり方

じゃないハントに、ハムが魔王だ

と紹介するのも気まずいかな。


思って


「ハム」


< 26 / 95 >

この作品をシェア

pagetop