闇と深紅に招かれて~完結編~
「大丈夫、ずっと仕えろなんて言わない。

それが必要らしいから、

いったんは仕える形にしないといけないかもしれないけど、

すぐにオレが解任してやるから」

「本当に?

それで、あんたに、メリットはあるの?」

「言ったろ?

あんたについて行けば、

探しているものが見つかるような気がするんだ。

そうだ。

まだ、名乗ってなかった。

オレ、エンデ。

あんたの名前は?」

「ルカ」

エンデの目が、驚きをひらめかせた気がした。

けれど、それを、静かな光が飲み込んでしまう。

何だろ。

「分かった。ルカ、行きますか」


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