闇と深紅に招かれて~完結編~
すると、ぽっと火がついて、瞬間的に、ベストが燃え上がった。

炎は青く立ち上って、ルカたちの背の高さよりも吹き上がった。

「炎を、くぐればいい。

燃え終わるまでに、早く、ね」

言って、エンデは、燃える中へ飛び込んだ。

炎の向こう側に、何も出てこない。



行け、ってことか。



ルカは飛び込んだ。
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