”つぼみ”
その日、僕と未来は、
マクドナルドにいた。
最近読んだ本とか、そんな
ような話しをしていた時、
急に未来が黙った。
時々見せる未来の泣きそうな顔に
なった。
それと同時に、
「私、帰るね。」
「ちょっと待って。」
僕は、その頃、自分の特殊な能力を
いろいろコントロールする事が
できるようになっていた。
それに、見ようと思えば、
映像まで、見える時もあった。
僕は、ずっと気になっていたんだ。
未来の抱えているものがなにか…。