”つぼみ”

「タケル、未来知らない?」


いつも、一緒に帰ってるのに、

未来の姿が見当たらない。


 「帰ったんじゃないの?」


僕は、なぜか、嫌な予感がした。


急いで、未来を探しに行った。


とにかく、無我夢中で、

僕は、走った。

胸の中の嫌な予感を、

全速力で走る事で、

まぎらわしたくもあった。
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