年上の恋人!?
ご飯を食べ終わると。

「これチョコです。」と
渡すと貴一は、
嬉しそうな顔をしてくれ、
直ぐに食べてくれた。

「美味しい。千佳
ありがとう。」と
言ってくれた。

「ごめんな寂しい思い
ばかりさせて。」と
言われたが私は首を
横に振った。

「だって貴一は刑事さん
わがまま言えないよ。」と
言ったら私を抱きしめた。

「本当はもっと一緒に
いたいんだ。

電話をしても千佳は
わがままを言わない
そんな優しさに俺は
救われている。

けど千佳がいないと
俺は無理なんだ。」と
震えながら言ってきた。

こんな弱弱しい姿の
貴一を初めて見た。
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