スーツを着た王子様



「おはよう。」


結城さんに抱きしめられた。


「へへへ…、お、おはようございます。」


「挨拶もしないでどこ行こうとしてた?」



だ、だって…こんな格好で…


「えと、着替えを取りに。」


「いいじゃん、このままで。」


「そ、それは無理です!

…って!結城さぁ〜ん!」


結城さんは無理やり、シーツを剥がそうとする。


「やだやだぁ!

結城さんのエッチ!」


結城さんをキュッと睨む。



「なぁ、誘ってんの?」


「…ッん、違う!」


抵抗虚しく、降ってくるキスの嵐。



朝から結城さんは大胆。






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