スーツを着た王子様



「結城さんは何て言うか…


私達からしたら普通雲の上の存在?
って、感じじゃない?」


く、雲の上…。


「だから、
それを射止めちゃった桃はすごいわけよ!」

「あ、ありがとう…?」



「でもさぁ〜…

あんだけかっこよかったら、
彼女の1人や2人いたよね〜。

いや、1人2人なんてもんじゃないか。

何十人とか行くのかな?」

腕組みしながら言う景ちゃん。



…えッ

それって…?



「結城さんには、

私以外に彼女たくさんいるってこと!??」



「そうは言ってないわよ!

私が見るからに、桃にぞっこんぽいし。」




そうかな?

いっつも私ばっかり好き好き言って、

結城さんからは何も言わない。



ただ、かわいいとか、誘ってんの?

は、言われるけど…。











< 221 / 423 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop