スーツを着た王子様
今、絶対に顔真っ赤だよぉ。
急いで鞄から携帯を取り出す。
お互いの番号を交換する。
そして私の電話帳の中には新しく、
゙結城創平゙
が登録されていた。
信じらんないよぉー!
超超超嬉しい!
「ありがとうございます!」
私は頭を下げてお礼を言った。
「いやぁ〜…参ったな。(笑)」
へ?
「あ〜女子高生に番号教えちゃうなんて、軽すぎたかなと、思ってね。(笑)
いつもこんな訳じゃねぇよ?」
あ…私と同じこと考えてる。
「悪用すんなよ?(笑)」
そう言った結城さんは
ちょっといたずらっぽく笑う。
その笑顔もすてき!