スーツを着た王子様
聞けないよ…
創平さんのこと信じてるけど…
もし、うんって言われたら立ち直れない。
実際、私は自分でも自分面倒くさいって思うから…
「まぁ今日はいいわ。
ただ、ひとつ言っとくけど…」
いい…
もう何も聞きたくない。
「あまり創平に迷惑かけさせないで?
泣き付かれても、困るのは私だから。
じゃあね。桃ちゃん。」
そう言い残して、
手を振って去っていく。
創平さん…
もぉ〜……嫌……………
会いたいよ。
早く帰って来て。
ぎゅってして、そんなの嘘だよ。って言って欲しい。