スーツを着た王子様



「創平がこんなに飲むなんて…。」


深雪さんは肩を抱く創平さんの顔を心配そうに覗き込む。


やだ…

そんな顔を創平さんにしないで…



「相当、疲れてるんじゃない?」


「へ…。」


疲れてる?

創平さんが?



…そうかもしれない。


毎日家に遊びに来る私の為に急いで仕事終わらせて、急いで帰って来て…


疲れないわけないよね。










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