スーツを着た王子様
「ん。」
「あ、ありがと。」
携帯をパタンと閉じて私に渡す。
「あの〜…どうなったの?」
「ふふふ…。」
意地悪な笑みを浮かべた創平さん。
「さぁ〜今夜は長くなるぞ♪」
「え、待って待って!」
服を脱がそうとしてくる創平さんの腕を掴む。
「酔ってないの…?」
最後の抵抗をしてみた。
「もう酔ってねぇ。冷めた。」
あっけらかんと言った創平さん。
あっという間に裸にされ、背中には柔らかな布団の感触。
「…俺の勝ち。(笑)」
「…ッえっち!」
だいぶえっちだけど…
かっこよくて、優しくて。
創平さんは私だけの、ステキなステキな王子様…。