僕らだけの歌

「ゆーうひっ!!」


―っげ・・・でた・・・。

桜井 朔羅(さくらい さくら)

ダジャレみたいな名前の、ダジャレばっか
言ってるような馬鹿。

「何?」

「何だよ~!今日も冷たいなぁ・・・。」


朔羅はいっつも私に、くっついてくる。

朔羅も決してもてない訳じゃない。

逆に、サッカー部のキャプテンだから
後輩からすごくもてる。

「はる!!行こ?始業式始まるよ!!」


「あっ!おい夕陽~、待てよー。」


私たちは、朔羅を無視して
体育館へ向かった。
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