寝ている妹にキスをした☆



10時ちょうど。


家のチャイムが鳴った。
お客さんだよね。



陸がお客さんを中に入れた。そしてあたしのいるリビングへと向かってくる。



……え…?




そこにいるのは、綺麗な……女の人。


……誰?



「あれ~?この子誰~?」

女の人はあたしに近付いて来て、全身を舐めるように見る。


……あなたこそ誰?


あたしの醜い気持ちが、あたしの心を支配する。



それは、たぶん嫉妬だ。
あたし、ヤキモチ妬いてるんだ。



「……クスッ…」


……え…!?


女の人は、あたしを嘲笑うかのように笑った。


……なに?
感じ悪い…。







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