寝ている妹にキスをした☆
雛は、真っ赤な顔を隠すように俯いて……、
「うん」
と言った。
「よっしゃぁあぁあぁあぁあぁーーー!!!」
「り、陸!?」
突然叫び出した俺。
「雛、ほんとだよな!?
俺のこと…好きなんだな!!?」
「……うん。大好き」
雛は照れながら、俺に気持ちを教えてくれる。
大好き
一番聞きたかった言葉。
大嫌い
じゃない。
大好き。
雛が俺に大好きって言った。
一生報われない恋だと思ってた。
諦めなきゃいけないと思ってた。
………夢みたいだ…。
雛が、俺の彼女になった――。
それは、太陽がキラキラと輝く、暑い暑い……夏の日でした…。