寝ている妹にキスをした☆


「だから、恋人みたいに…食べよう?」


「……え?」


めったに俺達は街に行けない。


平日だから知り合いがいる可能性は低い。

だから今日くらいしか街デートは出来ないのだ。



ファミレスで、グラタンを注文した。

俺のシーフードグラタンを、雛が物欲しそうに見てた。


「食べる?」

「うんっ!!」


遠慮なく頷く雛。

本当に雛は昔から食べ物のことになると遠慮がない。


「はい。あーん」

「………っえ!!?」


雛は心底驚いた顔をしてて、こっちまで恥ずかしくなってくる。


「食べねぇの?」

「えっ……ぃや、食べます!!!」



雛が俺のあーんとしたグラタンを口に入れた。




「うまい?」

「うん……、ねぇ、恋人みたいに食べるってこういうことだったの!!?」





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