寝ている妹にキスをした☆
リビングのソファに腰掛けて一息ついた。
突然、体が温かいものに包まれる。
「……陸?」
温かい陸に体を預け、幸せに浸った。
「……今日、なんで元気なかったの?」
「……別に…、なんでもないよ?」
「嘘」
なんの疑いもなく陸は言う。
「……雛、俺と手繋いでるとき周りばっか見てた。
…そんなに手繋ぎたくなかった?」
……あ。
それ、あたしがバレないか不安だったから……。
「…違うの。
陸が嫌だったんじゃない。 …ただバレないか不安で」