寝ている妹にキスをした☆




リビングのソファに腰掛けて一息ついた。



突然、体が温かいものに包まれる。



「……陸?」


温かい陸に体を預け、幸せに浸った。


「……今日、なんで元気なかったの?」



「……別に…、なんでもないよ?」

「嘘」



なんの疑いもなく陸は言う。

「……雛、俺と手繋いでるとき周りばっか見てた。
…そんなに手繋ぎたくなかった?」


……あ。

それ、あたしがバレないか不安だったから……。


「…違うの。
陸が嫌だったんじゃない。 …ただバレないか不安で」







< 138 / 306 >

この作品をシェア

pagetop