寝ている妹にキスをした☆



「ただいま~」


放課後、あたしは陸に会えるから、ってドキドキしてる皐月達と一緒に家に帰宅した。



拓哉達も一緒だけど。


「雛おかえり!!」

満面の笑みで出迎えた陸が、あたしの後ろにいる友達を見て顔を強張せる。



「……雛、友達?」

「うん。遊んで大丈夫?」

「…まぁいいけど」


その言葉に、皐月が陸にへばり付く。


「急に来ちゃってごめんなさい!
ご迷惑でしたか?」


わざと可愛い声を作って陸にへばり付く皐月に、ちょっとムカついた。


「いや…大歓迎だよ」

……なっ…


……大歓迎?



ひどい……。
あたしは一緒の時間が無くなって、悪かったなぁって思ったのに……。



陸はあたしとの時間が少なくなっても全然平気なの?







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