寝ている妹にキスをした☆

【陸】



見送ってくれた雛の顔を思い出すと、さっきしたことの後悔が襲ってくる。


……俺はなんてことをしたんだろう…。


"最低"

そう言って俺を叩いた雛の泣き顔が、頭にこびりついて離れなかった。



「…次の角を右です。」

車の助手席に座る、俺のライバルと思われる男が、道案内をする。







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