寝ている妹にキスをした☆
優しく笑うどころか、とても冷めた瞳をしてる。
……なんで?
「……雛」
ぎゅ……
陸はあたしを静かに抱き締めた。
「陸……大好き」
温かい陸の腕の中で、気持ちを伝える。
あったかい……
陸に抱き締められてるだけで、あったかくて……幸せで……。
顔がほころぶ。
「……雛…雛は誰にも渡さないから…。
誰にも……。
だから俺から離れるなよ…?」
……陸?
陸は不安そうにあたしを見て、あたしをきつく抱き締める。
陸がいつもと違う…。
なんか、おかしい。
……どうしたんだろ
「陸、
あたしは離れないよ?
なにがあっても…
陸のそばにいる。
陸が好きなんだよ?
離れたくない。
兄妹だからってなに?
あたしは一時の感情だけで陸と付き合ってるんじゃないよ?
陸が好きだから…。
陸を一生愛せるって誓えるから、付き合ってるんだよ?
分かってね?」