寝ている妹にキスをした☆
「残念ですが……」
俺達が病院につくころには、母さんと父さんは息をひきとっていた。
「……嘘だろ!??
母さん!!父さん!!
父さん達がいなかったら俺達どうやって生活すれはいいんだよ!!」
俺はまだ大学生だ。
雛は高校生。
これから二人で生きていかないといけない。
「お兄ちゃん……」
“お兄ちゃん”
ひさしぶりに聞いたこの言葉。
でも雛、今は全然嬉しくないよ…。
「これから先…どうするの?貯金…あるのかな…??」
雛のか細い声が、俺を“しっかりしないと”という気持ちにさせる。
俺は………兄…なんだから。
「俺、大学やめるよ。
それと貯金をちょっとずつ使って行こう。」