寝ている妹にキスをした☆


いつも一緒にいたよね。
あたしのこと親友だって言ってくれたよね。

あたしも親友だって思ってたよ。



なのに、どうして…?



「雛、早く陸さんと別れてよね!!」



目の前にいる皐月は、
こんな残酷なことを言う。







「じゃ!!それだけ言いに来たの。さよなら」



放心状態のあたしを
皐月は見向きもせず、
振り返りもせず――…


去っていった。





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