寝ている妹にキスをした☆
「なぁ?だめ?」
「…え……あたし…」
あたしは陸が……………。
……だめだ。
あたし、陸のこと好きでいたらだめだ…。
「いいよ。付き合おう」
最低な奴になりたかった。
陸が好きなあたしを側に置いてる拓哉を、傷つけたい。
あたしを恨んでほしい。
陸との決別を誓うから。
だからあたしを恨んで。
あたしを傷つけて……。
傷ついたら、忘れられそうだから。
あたしを傷つけて。
陸を忘れるために――。