寝ている妹にキスをした☆

【雛】




陸の気持ちが分からない…。



あたしのこと、もう好きじゃないの……?

ならなんであんな悲しそうな顔をしたの…?


もぉ分かんない…。




「……な…雛!!!」


「はぃ!!?」


「上の空じゃねぇかよ」

あ…、



今、学校だった。



陸のこと考えてたよ…。


「ごめ~ん 眠くてさぁ」


とっさに出た嘘を着いた。
いくらなんでも陸のこと考えてたなんて言えないし…。



「じゃあ授業サボって屋上で寝よぉぜ
次の授業数字だし」


満面の笑みの拓哉はやっぱり可愛い。


「屋上とかどんだけ古典的ーー!!
ヤンキーみたいじゃん!!」


昔のヤンキーみたいに屋上でサボった。



拓哉と笑ってると楽しい。

何も考えずにすむから。






< 259 / 306 >

この作品をシェア

pagetop