寝ている妹にキスをした☆
陸が好き――…。
「あれ? 雛??」
雑踏のなかで、微かに聞こえた聞き覚えがある声。
「雛!」
ガシッ
腕を掴まれた。
あたしの腕を掴む人物は、拓哉だ。
「…拓哉」
今は会いたくない人物だよ…。
「皐月との話終わった?」
「…うん」
…あたしが飛び出して来たんだけど。
拓哉には皐月との話があるからひとりで帰って貰った。
「……今から
俺ん家来ない?」
「…え!?」
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