寝ている妹にキスをした☆


「……お前…、俺に逆らっていいと思ってんのか?」


尚輝がバカにするように雛を覗き込む。

しかし、雛はその顔を押し退けた。


「関係ないよ。尚輝とはもう別れるんだから。」

「……テメェ…」

尚輝の声に静かな怒りを感じる。


「…このッ…!!」


雛の頬を叩こうとする尚輝をみて、

急いで車を発進させる。



ブォオオォォ……

間一髪、車を発進させることができ、雛は叩かれずに済んだ。



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