寝ている妹にキスをした☆


雛は妹……。


雛が俺を好きになんてなるわけない。

あってはならない。

俺が雛を好きになってはいけない。


兄妹だから――。



雛のこと、忘れるために自分の気持ちを押さえてきた。


自分の高鳴る心臓を他人事のように考えて。

高鳴っていた心臓は紛れもなく雛への思いだったのに。




< 45 / 306 >

この作品をシェア

pagetop