寝ている妹にキスをした☆


二人きりの空間。


お互いの唾を飲む音でさえ聞こえてくる。



母さん達がいなくなってから、まだ二人きりに慣れてないのに…、


こんなに接近したら理性飛びそうだ。




「…なんでお兄ちゃん抵抗しなかったの?」

「え?」


どういう意味?って思っている俺に、雛は「だって」と繋げる。


「運動神経いいお兄ちゃんならすぐ避けれたでしょ?

なのにあんなに一方的に殴られるなんて……おかしいもん」




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